あごの閉開口時にカクカク音がする。音だけでなく、あごの閉開口時に痛みがでる。
などの訴えで当院をご来院頂く患者様は、多くいらっしゃいます。
その方々に、ほぼ共通した姿勢が、頭部屈曲位姿勢です。
顎関節は開口時には、前方に滑るように移動しながら運動を行います。
実際に、試していただくとわかりやすいと思いますが、
顎を引いて(頭部屈曲位姿勢)での開口運動。
顎を上げて(頭部伸展位姿勢)での開口運動。
顎を引いての顎関節運動の「動かしにくさ」を実感してもらえると思います。
下あごの働きは、咀嚼運動を行う事と、もう一つあります。
カラダのバランサー(平衡感覚機)としての働きを持っています。
頭部屈曲位姿勢での下顎骨はカラダのバランスを整えようと、
下顎骨自体は、床と並行方向へは後方に向かい、床と垂直方向へは上方回旋方向に向かいます。
つまり、下あごの開口運動が、前方下方回旋なので真逆の力が、姿勢によりかかってしまいます。
その状態で、一日に約3000回と言われる顎関節運動を行う事で症状の悪化をひきおこします。
本来、下顎頭の帽子の様に引っ付いている関節円盤の逸脱や、咀嚼筋(咬筋や側頭筋など)の過多緊張となってしますのです。
しかし、頭部屈曲位姿勢改善のみに注目し、施術を行っていても結果は安定しません。
カラダは、すでに頭部屈曲姿勢がその方にとって「楽」な姿勢へと構造が出来上がり、
また脳もそれを、これが「最良」であると理解している為です。
「顎関節症」は、あごがずれてしまう事で、たちまちにカラダを襲うものではなく、
徐々に、機能と構造が歪み(ひずみ)を起こした結果なのです。
顎関節症、お顔の悩み、あごの痛み、あごのゆがみ、あごのエラ、骨盤の歪み、なんでもご相談ください。
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